みーの読書記録

サラリーマン。キャリア、生き方の試行錯誤の記録です。読書中心。

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか

塙さんの漫才論。

今までのM-1グランプリを中心に漫才について語られている。


関東芸人はなぜM-1で勝てないのか?

読めばすっと理解できる。

そりゃ勝てないのもしゃあないなと。

いや勝ってるだろ?という疑問にも明確に回答してある。

 

マヂカルラブリーは酷評されたのに

トムブラウンが受け入れられたのはなぜ?

ギャロップが酷評されたのに、

ミキが受け入れられるのはなぜ?


感覚ではなんとなく分かるんだけど、うまく言語化出来なかったことを塙さんがスッキリ整理してくれる。


さすが現役漫才師でM-1審査員。

 

M-1好き、漫才好き、お笑い好きは読むと唸るはず。

 

 

 

 

『中東から世界が崩れる』

2019年9月現在、サウジアラビア原油施設が攻撃され、イランとサウジアラビアの関係性が更に悪くなってきている。


漠然と宗教の問題だからしょうがない、と割り切って考えていた中で見つけた一冊。

『本書では、宗教のみならず政治や経済にも着目し、問題の真相に光を当てたい』

この文で購入を決定。


本書を読むと、宗教は重要なポイントではあるものの、それだけでいがみ合っているのではないと分かる。

例えば、イラン・イラク戦争ではシーア派人間同士が殺しあっている。

背景は領有権問題だった。


中東の争い=宗教対立と考えず、ほかの地域と同様に政治・経済の観点も持つべきだった。

本書ではイスラム教の成り立ち、中東に関係するプレイヤー等わかりやすく書かれている。

イランとサウジアラビアの宗教以外の違いもよく分かった。

 

ちょっと前の本だが、今の中東の関係性を理解するには問題ない。
中東問題=宗教問題と考えている人は買った方がいい。

 

 

 

『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』

読書を続ける中で、自身の読み方の効率が悪いのでは、と思い購入。

 

土井さんといえば、BBMの発行を続けている書評の中心人物。

自身の今後の読み方の参考になった箇所を列挙。

 

 

・要約のためではなく自身のために読む。

・全部読まなくていい。部分練習をすべき。

・自己陶酔の線は無意味。

・タイトルと中身はリンクしていないことが多い。

良いタイトルに騙されない、よりも悪いタイトルに騙されない。タイトルが微妙でも良い本はある。

速読はいらない。知らないことは遅くて当たり前。

・挫折をしたのは負荷が大きかったから。良いチャレンジをしている証拠。

・ベストセラーからは中身ではなく、なぜ売れているかを学ぶ。

・古典は例がわかりにくいからこそ役に立つ。

 

部分練習、要約は意外だった。

土井さんは全部読んでメルマガで要約を掲載しているのではなく、自身が何を取り込んだのかを説明している。

確かにメルマガでは、勉強になったという発言が非常に多い。

本当の意味で自身のために読むようにする。

 

 

 

『科学的に正しい筋トレ 最強の教科書』

著者のブログを読んでいたから購入。
最新のエビデンスが記載されており、今までのトレーニングの常識が変わる。

 

例えば筋肥大。
筋肥大をするにはMAXの80%(12回程度できるもの)を行うのが今までの常識とされていた。

本書では総負荷量が重要であり軽くても回数を増やすと効果は同じとある。
セット間の休憩時間も短い方がいいとされていたが、総負荷量が大きくなるよう調整することが重要と説かれている。

 

超回復など基本の基本についてはページを割かれていないので、初心者が1冊目の本として読むより、全般として書かれた本の後に知識をアップデートする本として読むといいと思う。
今までトレーニングをしていた人は新しい発見があるはず。
レーニングする人全員が読むべき本。

 

 

科学的に正しい筋トレ 最強の教科書

科学的に正しい筋トレ 最強の教科書

 

 

池上彰の「天皇とは何ですか?」

天皇陛下が即位され、元号も変わったので読んだ。

(本来は前が良かったかもしれないが)

 


そもそも皇族とは誰なのか

戦前と戦後で皇族がどれだけ変わったのか

天皇とは何なのか

象徴とは何なのか

王とはどう違うのか


子供が素朴な疑問として聞いてきそうなことを池上彰さんが噛み砕いて答えてくれる。

いつも通りのわかりやすさで本書を読めば天皇とは何かを理解できる。

 

本書を読んで、女性天皇の議論などに触れるとより理解が深まるはず。

 

 

池上彰の「天皇とは何ですか?」

池上彰の「天皇とは何ですか?」

 

 

 

生!池上彰×山里亮太 深読みニュース道場

池上さんと山ちゃんという好きな2人の本ということで即購入。

山ちゃんの質問に対して池上さんが答えていく形なので非常に読みやすい。

 

山ちゃんの質問も難しすぎず簡単すぎず、ちょうど気になることを聞いてくれるので、頭にスッと入って来る。

正直、池上さんの本を読んでいれば知ってる内容も多いが、非常に読みやすかった。

後半はやや日本の内容が多いが、他の書籍では国際問題の方が多いため、逆に良かった。

続編でたら買おうかな。

 

生! 池上彰×山里亮太 深読みニュース道場

生! 池上彰×山里亮太 深読みニュース道場

 

 

 

たけしのグレートジャーニー

最初はグレートジャーニーという本を探していたが、こちらが目につき購入。結局本書にもグレートジャーニーの著者も登場して一石二鳥。


本書に登場するプロフェッショナルは11人。

旅、言語、植物、ゴリラ、シロアリ、ウナギ、辺境地、小型カメラ、イカ地震、宇宙と多彩なジャンルの人が揃う。


全ての人が堅苦しくなくユニークで、たけしさんの合いの手も混じりとても読みやすい。

とにかく、へぇーと感じることのオンパレード。


地球、いや宇宙には多くの人・生物・物質が、ありまだまだ分からないことも数多くあるとわかる。


一度は読んでほしい。

類書も読みたくなること請け合い。

 

たけしのグレートジャーニー

たけしのグレートジャーニー