昔購入したものを再読。
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知識=教養ではない。
教養はグルーバルなビジネス社会を生きる上での武器になる。
教養とは人生を面白くするためのツール。
知識と教養は不可分だが、知識はあくまで道具であり、手段。
知識は興味の範囲を広げてくれる。
興味の対象が多ければ多いほど、
本当に自分が好きなものや打ち込めるものが見つかる確度が高まる。
知る事には嫌いなものを減らす効果もある。
先入観による嫌悪を除去できれば様々なものとの相互理解が進む。
教養の本質は「自分の頭で考える」こと。
教養=知識+自分の頭で考えること
自分の頭で考えるとは、自身で検証し、本当に納得すること。
★自分の頭で考えて、腑に落ちるという感覚があるか。
腑に落ちるまで自分の頭で考えた方が良い。
腑に落ちることが行動力やバイタリティの源泉になる。
教養不足の原因は「手抜き」=勉強不足
グローバルビジネスの現場で重視されているのは「人間力」
ビジネスパートナーを選ぶとき大きくモノを言うのは
「この人と仕事をしたら面白そうだ」という属人的なもの。
↓
面白さの源
①ボキャブラリー
語彙ではなく、話題が豊富で様々なテーマで会話が出来ること
=引き出しの数
②広く、ある程度深い知識
日本人も、外国人が「お茶・お花を習っている」
「源氏物語は素晴らしい」と言ってくれたら打ち解けられる。
③自分の意見を持っていること
→決定的に重要
自分の意見が無い=自分の人生の基盤を持っていない
戦後の日本は自分の頭で考えない方が都合が良かった。
アメリカというゴールが見えていたから。
「キャッチアップモデル」「人口増加」「高度成長」
の条件がそろっていた。
→日本は普通の国に戻った。
→教養の力を全開にすることが求められている。
日本人の生き残りのために必要不可欠。
自分の頭で考えるにはどうすればいい?
①タテ・ヨコで考える
=時間軸・空間軸で考える
②算数で考える
=定性的ではなく、定量的に考える
=数字・ファクト・ロジックで考える
EX)
外国人が増えると犯罪が増えるという理屈は成り立たない
無駄を減らせば消費税を上げなくて済むという理屈も成り立たない
③他の物に例える
④修飾語を取り除く
内容で判断する
⑤常識を疑う
疑うことをしないと粗悪品が増えるし、恣意的な政治が展開される
モノを言うのは機密情報ではなく、考える力
新聞が有用な理由
情報収集は新聞で事足りる、存在意義は編集力
週に1回でいいので英字紙も読む
大量の情報に接するとその分野に関しての造詣が深くなる
四の五の言わずに情報収集に努めることも知の蓄積のコツ
ルール化をする→判断を省力化できる
・例外を設けない
・気づかぬうちに大きな成果を手にすることが出来る
・さぼるというのはそのルールを心から欲していない証拠
目標を立てる
・努力が続きやすくなる
〇読書
読書遍歴
・なぜだろうなぜかしら
・少年少女世界文学全集50巻
・図書室の本全部
・世界の歴史シリーズ
高校
・カラマーゾフの兄弟
大学
・マルクス、レーニン
・ヘーゲル、カント
・アリストテレス、プラトン
・世界の名著
社会人
・ゴルフをせず、読書
本の選び方
・ベストセラー:量
・新聞の書評 :質が担保されている、バランスも良い
・古典:岩波や東洋文庫に入っている本。無条件で優れている
・気になったらとりあえず読んでみる
・「読まない」選択肢が無い本はさっさと読む
読み方
・受け身で読むのでなく、考えながら読む
数字・ファクト・ロジックに齟齬が無いか照らし合わせる
人間が将来に備える唯一の方法は歴史に学ぶこと
〇英語
英語を使わないから不要と考えている人は井の中の蛙。
TOEFL100点の力を身につければ、死ぬまで消えることのない宝になる。
人生が変わるといっても過言ではない。
英語力とは聞いたり話したりするスキルだけではなく、
どれだけ共通の話題やテーマをシェアしているかというコンテンツの力も大きい。
母語を損なわないなら早期教育も有用
日本語がおろそかにならないようにする
〇自分の頭で考える生き方
仕事:2、3割 他7、8割
→仕事はどうでもいい
組織の中で課長や部長という機能を分担している、
決して人間的に偉いわけではない
→仕事や職場が全てではない
うまくいかなければさっさと変える