みーの読書記録

サラリーマン。キャリア、生き方の試行錯誤の記録です。読書中心。

無敗の営業になるために→『無敗営業』

無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」

立ち読みしたときに営業としてのスキルや進め方が網羅的に掲載されていると思い購入。

 

以下、雑多なメモです。

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◯接戦案件とは
①競合と迷う
②保留か迷う
③内製か迷う
↑ どれと迷っているかを判断することが大事
自社では①と②が多い印象

接戦で強くなるには「どんな情報を追加すると決めていただけるのか」の勝ちパターンを広げていく必要がある
└値引きしか手段が無いと厳しい

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◯接戦を制するための質問

①接戦状況を問う質問
└なるべく早めの段階で聞いて置けると望ましい
「この後は社内ですぐご判断されるか、もしくはご検討に時間がかかりそうかどのような感じでしょうか」
→Yesでない場合は接戦
競合か保留か内製と迷われている

②決定の場面を問う質問
受注が決定した場面を聞く
「弊社に発注することはどの瞬間に決まりましたか」

①と②で「お客様は何が決め手で選ぶのか」への理解が進む

③裏にある背景を問う質問:いつでも使う質問
▼枕詞
「もし予算が無かったらどのようなご感想お持ちですか」制約条件を除く
「あくまで個人的ご意見で構いませんので…」
「御社のビジョン実現にお役立ちするために伺いたいのですが…」
デリケートなことを聞く時に使う

▼深掘り
「とおっしゃいますと」
「具体的には?」
「なぜでしょうか?」
「他にはありますか?」

▼特定質問
「特にここ1ヶ月で議論されているものはどんな課題がありますか?」
「重要度が高いのはAとBならどちらでしょうか?」
「最近社長様はどんなこと仰っていますか?」
└ざっくり聞くより特定の観点をつけたほうが答えを得やすくなる
※深掘りしても怒られるラインは相当先にある

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ズレを解消する4つの力

・営業が思っているのと違う場面で実は意思決定されている
→なるべく手前で決めて頂くと営業がやりやすくなる
└ 無駄な値引きをしなくてもよい!
→そのためには決定場面に関する事実をたくさんのお客様から聞いておく必要がある
・言動でお客様に信用をして頂くレベルになると提案を出す前の上流段階で決着をつけることも可能

・「決定場面を問う質問」を実施
→お客様がどのようにして提案を選ぶのかを学習
→勝負どころで「裏にある背景を問う質問」

・上流で決めてもらうための2つのポイント
①ズレた営業とみなされないための地雷を踏まないこと
└地雷=過去のがっかり営業と同じ行動
②お客様をわかってくれる営業が備えているスキルを強化すること

・ズレにがっかりするお客様の不満4つ
ヒアリング・情報の把握が不十分
②担当としての魅力・価値を感じない(プレゼンや人柄)
③動きが悪い(レスポンスの悪さ)
④意図に合わない提案をする(ロジックや中身がズレている)
↑に当てはまらない人は1割程度。9割は↑のズレを感じている

・お客様を分かってくれる営業が備えているスキル(↑と対応している)
①質問力:お客様の思いや望みを理解する力
(接戦を制するための3つの質問は質問力の一部)
②価値訴求力:質問に答えようかなと思って頂けるような訴求をする力
③提案ロジック構築力:当社を選ぶ理由を作る力
④提案行動力:お客様は忙しいので段取りをスムーズに進める力

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質問力(ズレを解消する力 その1)

ヒアリングで足りないことは?
→会社が困っている課題や悩んでいること
└個人的な悩みまでは聞けている

質問のフェーズ4段階
①土台作り
・つかみやアイスブレイク
└1.信頼感を与える立ち振舞い、2.自己開示(自社や経歴)、
3.相手への興味・関心を伝える
・双方向な説明
└ 相手の表情や目線に注目、タイミングを見て理解度を確認

②切り込む”聞く”
└ 的確な質問の回答を返す
└ 枕詞を使いながら話すから聞くへ

☆状況を説明する
「前にもお伺いしたことかもしれませんが…」
「すでにご存知かとは思いますが…」
「先日〇〇と追っしゃていた点が気になりまして…」
☆前提を変更する
「もし〇〇がクリアされたら」
「仮にわがままを全部言えるとしたら…」
「あくまで〇〇さんの個人的なご意見で構わないのですが、当社は何番目でしょうか」
☆質問理由を伝える
「〇〇の準備をさせて頂くために1つだけ質問してもよいでしょうか」
「頂いたお時間を無駄にしないために…」
「私から一方的にお話しすぎてはいけないので…」
「いくつかの案をご提示したいのですが、ご予算の上限は」

③深掘りする”聴く”
└ピラミッドを意識しながら聴く
(1)発言内容を明確にする「とおっしゃいますと?」
(2)詳細を引き出す「具体的には?」
(3)発言の背景を引き出す「なぜでしょうか?」
(4)全体像を捉える、抜け漏れを聞き出す「他にはございますか?」
└積極的傾聴
・相槌、アイコンタクト、メモ、途中で遮らない、言い換え・要約、沈黙を怖がらない

④具体化する”訊く”
└特定質問を駆使する→(2)(3)が該当
(1)オープンクエスチョン「課題についてどのようにお考えですか?」
↓先方が考えていないとぱっと出てこない
(2)条件つきオープンクエスチョン「課題についてここ1ヶ月議論されているものとしてはどのようなものがありますか?」
(3)選択肢付きクローズド・クエスチョン「課題の種類はどのような感じでしょうか?例えばビジョン、戦略など、他にも何かあれば…」
↑選択肢1つで迫ると「ちょっと違うな」となる
(4)クローズドクエスチョン「御社の課題は〇〇と感じましたが合っていますか?」

└核心質問
(1)ビジョン・目標
「そもそもなぜそういう目標を設定されたのでしょうか」
「その目標は前からですか?それとも最近ですか?」
「ビジョン実現に対してうまくいっていること、思うように進まないことっとしてどのようなものがありますか?」
(2)達成するための手段・方法
「なぜ今なのでしょうか?」
「自社内で進めるのはまずいのでしょうか?」
「なぜ既存だと難しいのでしょうか?」「なぜ既存があるのにお時間を頂けたのでしょうか?」

「上から目標がおりてきまして…」
✕ 提案を持ってきます
◯ なぜその目標が設定されたのでしょうか?

▼応用「課題解決質問(SPIN)」
└ 課題の重要性が確認出来て自社の提案をぶつけられる
└ 鍵となる情報がお客様が発したセリフから出てくる情報

0雰囲気作り
①現状把握:置かれた状況や背景の把握
「いくつかお伺いしても宜しいでしょうか?」
「ターゲットとされるお客様像をお聞かせいただけませんか?」
→「うまくまとまらなくて…」

②悩みを深掘り
「まとまらないとのことですが、もう少し詳しくお伺い出来ますか?」
→「3億円の成績をあげるのに試行錯誤していまして…」
→「試行錯誤というのは具体的にどのような検討なのでしょうか?」

③気づかせ質問:深掘りした悩みが重要度の高い問題であると認識頂く
※お客様自身に考えて頂く
「3億円の方法についてずっとまとまらなかったらどうなりそうですか?」
→「かなりまずいんですよ」
→「たしかにそうですよね」

☆時間軸を未来に向けるのがコツ
時間軸が現在だと「困っていないから良いよ」となりやすい
└数年後はどういう状態になっていたいのか
└現状はどうなのか
「もし仮に…」の枕詞を使う

④気づかせ質問
解決できたらどんなインパクトがあるかを自分の言葉で語って頂く
「効率化が出来る道ができたらどんなインパクトがあるでしょうか?」

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価値訴求力(ズレを解消する力 その2)

聞いてもお客様が教えてくれるかは不明。
したがって情報を出すだけの価値があると感じて頂く必要がある

「同業にも実績を持っている」
「細かいリスクまで知り尽くしている」
という安心材料を提示すると話してくれる体制になる
└「稟議材料たくさんあります」も安心材料かもしれない

大前提として、役職や立場によって価値を感じるものが違ってくる

自分が提供している価値に満足されているのか確かめる
「ご要望や改善点があったら教えてください」
「本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。
ちなみに、先ほどの商談では、時間の関係で出てこなかったり、言いづらかったような、ご要望あるいはフィードバックなどございますか」と聞いてみる

◯提供出来る価値4つ
労務提供・適量コミュニケーション:稟議資料の作成
②好感・共感:好感度
③情報提供・人の紹介:業界知識や製品知識
④プラスα・提言:付加価値のある提案やアイディア
└ コンサルに近そう。上司はここが出来ているのではないか

労務提供・適量コミュニケーション
└難易度は高くないが、武器にはなる
└ お客様の業務がどうなっているかに対する理解度が重要
└業務がどのように進みどこが大変か聞いておく(上司への資料・稟議資料)

②好感・共感
ジョハリの窓を使う→秘密の共有をする「実はうちの上司って…」

③情報提供・人の紹介
└5つのCを意識して「欲しがっているのは何か」を考える
(1)カスタマー:お客様
(2)カンパニー:当社の事例など
(3)コンペティター:競合との違いなど
(4)カスタマーのカスタマー:お客様のお客様
(5)カスタマーのコンペティター:お客様の競合の動向など

④プラスα・提言
└斬新なアイディアよりも「困っている優先課題で満たされていないもの」を特定し、寄り添っていくことが重要:組織レベルでの課題

労務提供・適量コミュニケーション
↓競合が持ち得ない情報を知れる
③情報提供・人の紹介
↓どの情報が響くのかを検証して思い切って④へ
④プラスα・提言
(②で支える)


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提案ロジック構築力(ズレを解消する力 その3)

・提案のポイントは「要件への合致度」「課題への理解度」「費用対効果」「懸念への対応」が重要
・強みや他社との違いは意外と重要ではない

・お客様の課題解決につながる提案を行うためには困っていることややりたいことを整理する「ヒアリング」と「見える化」を行うことが重要

◯基本編:要件整理
①引き出すヒアリング
・ニーズを引き出す
②まとめるヒアリング
・お客様の悩みや課題をキーワード化し具体化・抜け漏れ・優先順位の確認
・BANTCHの確認
③要件の確認:要件整理表を作成
(1)お客様の悩みや課題のキーワード化
(2)具体化
(3)解決方法の提示
(4)優先順位の確認
※ 高橋さんの会社では初回から2日以内に要件整理を実施
└ 全部大事、とにかく安くのような場合はヒアリング
「他にもありますか?もしかしたら品質も気にされるのではと思いましたが…」
「価格は安いとのことでしたが、このくらいの基準をクリアしていなければ困るというラインがお有りなのではないでしょうか」
「効率化出来る範囲」と「価格」は同列に重要ということでしょうか?
「「安いけど効率化は微妙」「予算を超えるけど、効率化は網羅できる」であればどちらを優先されますか?」
※ただ「合っていますか?」で終わらせない
④弊社対応の提示


◯応用編:対立ロジック他社有利のときのひっくり返し方
①引出すヒアリング
②まとめるヒアリング
☆③競合へのキャッチアップ
・気づかせ質問の実施
└現状の前提のまま進めてもよいか?いや駄目だ。と気づいて頂く
☆④競合(内製・保留)を逆転
・当社提案のマイナス要因、競合のプラス要因を聞き出す



◯「お客様が当社を選ぶ理由」を考えるフレームワーク
└図を参照(図を見ないとわからない)
(1)当社の提案内容(A)、競合(B)と設定、同時導入は無理という構造を提示
(2)それぞれのメリットとデメリットを並べる
「Aのポジ材料」と「Bのネガ材料」はAを選ぶ理由になる
(2’)「Aのネガ材料」を解消出来る材料を考える
(2’’)「Bのポジ材料」を打ち消す条件やAでも享受できるという代替案を作る
(3)上記を組み合わせて「当社を選ぶ理由」を作る※お客様目線で作る
1 当社に対する採択理由
2 競合を断る際の理由
3 担当の上司に対して採用を決定した旨の報告
4 担当者が心のなかで納得するための独り言

☆対立ロジックはKeynoteで作成したので利用する!

☆アイディア
・接戦案件は要件整理をMustで行う
・際どい案件は対立ロジックを上司と作成する

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提案行動力(ズレを解消する力 その4)
└営業の動きに対する不満をどう解消するか

コンペの決め手は「費用対効果」と「安心感」と「価格」
「他社より提示価格がある程度高い」と分かっている場合は
「費用対効果が高く」かつ「要件に合っている」点を強調する必要がある
└必要としないのはオーバースペック

営業の動きは良いところよりも悪いところが目に付きやすい

・提案書に落とすときは要件整理が最初が良い
└分かってくれると感じてから提案の内容を見てくれるため
※ 背景の確認≠要件整理
└ 背景の確認:情報の記載
└ 要件整理:キーワードにして網羅感や優先順位を確認して提案骨子と対応

・価格が高い場合は別紙にする
・要件整理は提案書の2ページ目
・金額の話は好感触を得てから

◯プレゼンはクロージングからの逆算方式で

①コンペ型(対競合)
ゴール:誰のどういうセリフか(どういう理由で選ばれるのかまで詳細に)
部長「他の会社よりも費用対効果と実績が合って安心だから御社にお願いします」

想定される疑問・反論と対策
:ゴールのセリフをもらうにはどうしたら良いか
・費用対効果
・実績
・リスク

・ニーズの確認
・提案のポイントを
・提案の正代
・安心感熟成
・当社が1位かどうか

※このやり方をすると終わった後に答え合わせが出来る

②稟議型(保留や内製と迷っている)
進め方は写真参照
●優先順位
・費用対効果
・要件に合っている
・実績
・価格優位性
・営業担当
・商材の優位性

稟議の流れ
・まずは目の前の担当者
※答えなくても怒られない宿題をもらっておくと便利
「ちょっとあたってみます」「何かあったら連絡します」というレベルの宿題

お客様に連絡する口実をもって「接戦状況を問う質問」を繰り返す

一番のリスクは連絡が途切れるという状態
└メールで連絡を取る(写真参照)
✕「ご検討状況はいかがでしょうか」
◎「以前おっしゃっていた〇〇の件につきまして」
※ どうしても返事が欲しい場合は
「〇〇までにお返事を頂ければ〇〇が可能です」
「〇〇が難しくなってしまいますので、ご無理のない範囲でご検討いただけると幸いです」
→期日を設ける理由をセットでお伝えする


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◯まとめ
ベースは質問力

◯10ミニッツ営業
打ち合わせでしか双方向のやり取りをしていないと情報ギャップが埋まりづらい
・電話商談はハンズフリーでメモを取りながら

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◯ルート型かアカウント型か
IT企業はアカウント型が近い

・アカウント型のはハイパフォーマーとは
①コミュニケーションが強み
→関係構築
トップダウン型(1)
└人脈構築型(2)
②思考が強み
→提案
└課題理解型(3)
└アイデア勝負型(4)
自分は(3)型が近そう

 

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繰り返し読んでしっかり身につけたいです。

 

 

 

23 デンマーク人はなぜ4時に返っても成果を出せるのか

デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか (PHPビジネス新書)

最近仕事が深夜まで及ぶことが多く、何かを変えなければ行けないと思っていたところで目にしました。

題の通りデンマーク人は4時に家に帰る、が国際競争力ランキングは1位。

なんらかのヒントになると思い読んでみました。

 

以下雑多なメモです。

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・日本の国際競争力の足を引っ張っているのは「ビジネス効率性」
デンマークは古いシステムをバッサリ切り捨てる。日本は併存させる
・紙がない。ポストチェックは2ヶ月に1回
ジョブズが唯一公開したのは家族との時間を優先できなかったこと
・働き方を決めるのは仕事の仕方ではなく、人生の優先順位
・優先順位が低いものはバッサリ切る
└優先順位の付け方はどうすればよいのだろうか
SNSを切る
・プライベートにタイパを持ち込まない
・生産性が高いのは仕事に喜びを感じている社員。喜びを感じるにはプライベートを犠牲にしてはいけない。
・プライベートが犠牲になればメンタルが疲弊してツケが仕事に返ってくる
・会議は1時間にすれば1時間、2時間にすれば2時間かかる
・会議を25分や50分にする
・CCは必ず入れるべきか考える
・メール対応時間を決める→Slackの対応時間も決めたほうがいい?
・プライベートを削らないようにするには、守るという覚悟を持つ
・無理やり◯時に帰宅すると決める
・仕事が残っていても◯時に帰宅する
・フリータイムに仕事をする。社畜だからではない。役割をきちんと果たしたいから。→似てるかも
・昇降式デスクは身体を守るための必須のアイテム
・休むとは寝ることではない。→散歩でも読書でも筋トレでも良い
・日常にウォーキングを取り入れるのは非常に良い
・部下がいちいちゴーサインを待ってたら時間がかかる
・上司に事前に確認するより、失敗しても部下がベストだと思う方法でやってみたほうが良い
・一人ひとりの社員は、大きな文脈のなかで「自分の役割」を理解し、「自分は役立っている」と実感できたときに、組織における自分の存在意義を感じることができる。そして、仕事にやりがいを感じて、主体的に動けるようになる。
・真の生産性は飽くなき探究心と仕事への喜びから生まれる
・仕事の生産性を高めるのは円滑なコミュニケーション。もっというと人間関係
・記憶出来ないということは関心がない、ということ
・職場がスムーズに動くためのオイルは社会性
・社会性とは
①解決志向
②個人的に受け止めない力:批判されているのは人間性ではなく仕事
③戦場を選ぶ意思:重要でないことからは降りる
④デモクラシーのマナー:みんなの意見を平等に聞く
・プライベートの時間を確保し、残りの時間で仕事をする
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働き方を決めるのは優先順位。

優先順位に関する本を読みたいですね。

 

 

22 好きが最高の原動力『村雨辰剛と申します。』

村雨辰剛と申します。

朝の連続テレビ小説に出演した村雨辰剛氏。

日経新聞で書籍出版の記事を見て、行動につながる『好き』の見つけ方のヒントを得るために購入。

写真も多く、女性ファンには嬉しい1冊かもしれません。

 

読書メモーーーーーーーーーー

好きなことを熱心に続けた。

日本人が英語を話せないのは、必要とする環境にいなかっただけ。

スウェーデンでは高校進学までに自分の「専攻」を決める。
15歳くらいで真剣に自分の将来を考えるということを経験する。
→『翻って日本は?大学生ですら考えていないのではないか…』

日本語を話せるのは好きになって、話したくて必死に勉強したから。
才能ではない。
単語をとにかく頭に叩き込む。

どういうこともモチベーションがないと続かないし成果も上がらない。

調べるうちにさらに好きになる。
日本は一番「?」が多かった。

なぜ頑張れるのか?→好きだから。
好きだと行動する。
行動すると、すぐには上手くいかなくても、手を差し伸べてくれる人が現れる。
『16歳で異国に飛び込むのはすごい…』
『行動力はすごいが、なぜそこまでできる?』

日本と海外のニュースでは見え方が違う
例)東日本大震災

最初にやりたいと思った仕事→宮大工→✕
たまたま出会った造園が天職だと感じるように
とにかくやりたいことをやるためにぶつかっている

困難よりやりがいが大きければ頑張れる

★好きを見つけるためには興味あるものへのたくさんのチャレンジが必要

★入り口は好奇心
入る時はワクワクするが
実際に入ると楽しいことばかりではなく、辛いこともある
「楽しい」と「辛い」は常に同居している。
それでも先にあるものを見たいなら行動するしかない。
行動すると環境も変わるし、関わる人も変わる。

1つの分野に固まるのは今の時代には合わない?
他での活動がかえってプラスになることも多い?

 

 

21 人生を面白くする本物の教養

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

 

昔購入したものを再読。

 

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知識=教養ではない。
教養はグルーバルなビジネス社会を生きる上での武器になる。

教養とは人生を面白くするためのツール。
知識と教養は不可分だが、知識はあくまで道具であり、手段。

知識は興味の範囲を広げてくれる。
興味の対象が多ければ多いほど、
本当に自分が好きなものや打ち込めるものが見つかる確度が高まる。

知る事には嫌いなものを減らす効果もある。
先入観による嫌悪を除去できれば様々なものとの相互理解が進む。

教養の本質は「自分の頭で考える」こと。
教養=知識+自分の頭で考えること
自分の頭で考えるとは、自身で検証し、本当に納得すること。

★自分の頭で考えて、腑に落ちるという感覚があるか。
 腑に落ちるまで自分の頭で考えた方が良い。
 腑に落ちることが行動力やバイタリティの源泉になる。

教養不足の原因は「手抜き」=勉強不足

グローバルビジネスの現場で重視されているのは「人間力
ビジネスパートナーを選ぶとき大きくモノを言うのは
「この人と仕事をしたら面白そうだ」という属人的なもの。
 ↓
面白さの源
ボキャブラリー
 語彙ではなく、話題が豊富で様々なテーマで会話が出来ること
 =引き出しの数
②広く、ある程度深い知識
 日本人も、外国人が「お茶・お花を習っている」
 「源氏物語は素晴らしい」と言ってくれたら打ち解けられる。
③自分の意見を持っていること
 →決定的に重要
 自分の意見が無い=自分の人生の基盤を持っていない

戦後の日本は自分の頭で考えない方が都合が良かった。
アメリカというゴールが見えていたから。
「キャッチアップモデル」「人口増加」「高度成長」
の条件がそろっていた。
→日本は普通の国に戻った。
→教養の力を全開にすることが求められている。
 日本人の生き残りのために必要不可欠。


自分の頭で考えるにはどうすればいい?
①タテ・ヨコで考える
=時間軸・空間軸で考える
②算数で考える
=定性的ではなく、定量的に考える
=数字・ファクト・ロジックで考える
EX)
外国人が増えると犯罪が増えるという理屈は成り立たない
無駄を減らせば消費税を上げなくて済むという理屈も成り立たない
③他の物に例える
④修飾語を取り除く
 内容で判断する
⑤常識を疑う
 疑うことをしないと粗悪品が増えるし、恣意的な政治が展開される
 モノを言うのは機密情報ではなく、考える力

新聞が有用な理由
情報収集は新聞で事足りる、存在意義は編集力
週に1回でいいので英字紙も読む

大量の情報に接するとその分野に関しての造詣が深くなる
四の五の言わずに情報収集に努めることも知の蓄積のコツ

ルール化をする→判断を省力化できる
・例外を設けない
・気づかぬうちに大きな成果を手にすることが出来る
・さぼるというのはそのルールを心から欲していない証拠

目標を立てる
・努力が続きやすくなる

〇読書
読書遍歴
・なぜだろうなぜかしら
・少年少女世界文学全集50巻
・図書室の本全部
・世界の歴史シリーズ
高校
カラマーゾフの兄弟
大学
マルクスレーニン
ヘーゲル、カント
アリストテレスプラトン
・世界の名著
社会人
・ゴルフをせず、読書

本の選び方
・ベストセラー:量
・新聞の書評 :質が担保されている、バランスも良い
・古典:岩波や東洋文庫に入っている本。無条件で優れている
・気になったらとりあえず読んでみる
・「読まない」選択肢が無い本はさっさと読む

読み方
・受け身で読むのでなく、考えながら読む
 数字・ファクト・ロジックに齟齬が無いか照らし合わせる

人間が将来に備える唯一の方法は歴史に学ぶこと

〇英語
英語を使わないから不要と考えている人は井の中の蛙
TOEFL100点の力を身につければ、死ぬまで消えることのない宝になる。
人生が変わるといっても過言ではない。

英語力とは聞いたり話したりするスキルだけではなく、
どれだけ共通の話題やテーマをシェアしているかというコンテンツの力も大きい。

母語を損なわないなら早期教育も有用
日本語がおろそかにならないようにする

〇自分の頭で考える生き方
 仕事:2、3割 他7、8割
→仕事はどうでもいい

 組織の中で課長や部長という機能を分担している、
 決して人間的に偉いわけではない
→仕事や職場が全てではない
 うまくいかなければさっさと変える

 

 

 

20 キャリア さあ、才能に目覚めよう

『自分の才能知ってますか?』

人生100年時代。

働く期間は今よりも長くなるでしょう。

 

そう考えると、給料が良いだけの仕事よりも、自分の才能を活かしながらイキイキと働くことが重要。

長く働く上で、自身の強みは何なのか曖昧だった為購入しました。

 

本書ではストレングスファインダーというテストで 自身の才能(潜在能力)を知ることが出来ます。

また、具体的な行動アイディアもあるので、 知って終わり、ではなく行動に移すことも出来るはずです。

実はテストで分かるのは、強みではありません。

分かるのは才能。

 

才能はダイヤモンドの原石であり、 磨き上げたダイヤモンドが強み。

本書で分かった才能に具体的行動を起こし、強みに磨き上げましょう。

 

ちなみに、 僕は

①収集心
②公平性
③調和性
④学習欲
⑤責任感

に才能があるようです。

①④はなんとなく得意ではないかと思っていたのですが 本書で自信をつけさせてもらいました。

今後を生きる指針を見つけたい方は是非(^^)

 

 

19 教養としての「地政学」入門

教養としての「地政学」入門

教養としての「地政学」入門読了。

地政学についての書籍は本当に多くなっているが、出口さんはどのような切り口で書かれるのだろうと思って購入。

 

内容としては出口さんらしい、世界史の切り口から描かれている書籍でした。

古代エジプトメソポタミアの比較に始まり、海・陸の地政学について述べられていくのですが、1番面白かったのはやはり日本の地政学

 

自分の備忘のためにもまとめます。

1.日本の現状

(1)日本の地政学的現状→隣国と仲が悪い

日本はロシア・北朝鮮・韓国・中国・台湾全ての国と領土の懸念を抱えている

→しかし日本は落ち着いている。アメリカと軍事同盟を結んでいるから?

いずれにせよ周囲全てと火種を抱えているのは異常事態。

(2)日本の地政学的位置→ロシア・中国が太平洋に出ようとすると邪魔

⇨(1)(2)より日本は周囲とトラブルの火種を抱えており大陸2大国家が太平洋に出る障害となる国

 

2.どこの国と組む?

★大前提

日本は経済大国であり小国に安全保障を求めるのは無理。

選択肢はアメリカ・中国・EU

(1)アメリ

1番現実的。国民感情も悪くない。

(2)中国

アメリカが最も嫌がる。GDPの2位と3位の連合だから。中国に対してのメリットになる。

しかし国民感情が悪い。政治体制も違う。

現実的に難しい。

(3)EU

国民感情は悪くない。

しかし軍事力がアメリカほど強大ではない。

また、遠い。何よりEUにメリットがない。

結局アメリカに落ち着く。

 

(4)日本ファースト

核の保有・軍事力の増強が出来るかどうか。

しかし軍事予算を組むことは困難。

高齢化・経済成長遅い・大量の借金。お金を軍事費に割けない。

軍事化すると大国から非難がくる可能性が非常に高い。

 

3.アメリカ側から見る

(1)日本の優先順位は下がっている

冷戦が終わり日本の不沈空母の価値が低下した。

(2)アメリカは自国ファーストでも生きていける

アメリカは広く、石油生産があり、人口も増えている。

(3)同盟候補国は多くある

日本である必要はない。

今は不仲だが中国でさえ可能性はある。

理由は留学生。中国からアメリカに学びに行く学生は非常に多い。

対等に話し合うことは出来る?

 

4.日本がやるべきこと

グローバリゼーションへの貢献が不可欠。

世界から必要とされる国になることが唯一の道。

日本は製造業のモノづくりに固執しすぎ、新しい産業を生み出せていない。

GAFAを生み出すのに必要なのは女性・ダイバーシティ・高学歴(人・本・旅)。

 

 

地政学で日本を考えると、非常に難しい立場にいることが分かります。

このリアルをもっと多くの人に知ってもらいたい。

世界に貢献出来る国になるよう僕も日々学ばなければ。

 

 

教養としての「地政学」入門

教養としての「地政学」入門

 

 

 

 

18 自分の頭で考える日本の論点 出口治明

自分の頭で考える日本の論点 (幻冬舎新書) 読了。

 

「きちんと書かれたテキストを一字一句丁寧に読み込んで、著者の思考プロセスを追体験することによってしか人間の思考力は鍛えられない」

 

この言葉は哲学者である木田元さんの言葉です。出口さんの他の著書の中で古典を読む意義として紹介されています。

 

ご自身の著書を「古典のつもりで読め」とおっしゃっているわけではないと思いますが、前書きで思考のプロセスをまず共有していただきたいとあります。

本書は出口さんの思考のプロセスを共有し、思考力を鍛えられる本です。

 

日本の論点について書かれており、各論点毎に「基礎知識」と「自分の頭で考える」と分けてあり読みやすい。

出口さんの豊富な知識と論理に触れることができ非常に学べることが多い本です。

読み終わった後は頭のレベルが上がったように思えます。

 

ただ、1番身に染みたのは知識の重要性と自身の知識の無さです…

 

思考力というと考える能力という部分がピックアップされがちですが、考えるに当たっては基礎知識がないと考えられません。

タテ・ヨコとの比較も、過去・海外が日本と比べてどうなのかが分からないと比較のしようがありません。

本書でも考えるためには、武器となる「基礎知識」が必要です。とあります。

 

考えることは重要だが、知識がないと考えられない。

これを肝に銘じ、日々学んでいきたいです。

まずは本書で紹介された本を読んでいきます。

 

自分の頭で考える日本の論点 (幻冬舎新書)